令和4年度東北地方発明表彰において、株式会社コスモスウェブが開発・製品化した「マルチ呼吸機能測定装置」の発明が評価され、「日本弁理士会会長賞」を受賞されました。
みやぎ産業振興機構では、ステージアップ支援事業を通して同装置の販売体制整備や販売ルートの構築、装置改良等についてトータルサポートさせて頂きました。
本発明は、気道の圧力信号を取り出す圧力センサと気道における流量信号を取り出す流量センサから得られる気道内の抵抗を算出する抵抗算出技術、並びに気道における酸素濃度と二酸化炭素濃度の濃度画像化手段を表示する表示制御する技術です。
従前の装置は口元でしか呼吸機能の測定ができなかったため、気道の中の状態を知ることができず、気管支鏡下での呼吸器インターベンション前後の測定で呼吸機能の改善状況を比較評価するしかありませんでした。本発明は気道内で呼吸機能測定が可能で、しかも圧力、流量、酸素量、二酸化炭素量を一括で計測し、圧力、流量で気道の狭窄を評価し、酸素量、二酸化炭素量で換気の状態を総合的に判断できる表示機能も有しています。
これは、呼吸器インターベンション中にカテーテルを使った肺内の気道局所の呼吸機能状態の診断と、ステントなどの処置を同時に行うことができる技術です。
詳しくは、こちら(公益社団法人発明協会HP及び株式会社コスモスウェブHP)をご覧ください。