医療従事者向け「息がしやすく感染しないマスク!」を目指して
事業概要
当社は、昭和49年、神奈川県相模原市に設立。平成23年、本社を石巻に移転した直後に東日本大震災を経験。そのことをきっかけにオープンイノベーション環境での自社商品開発をスタート。放射線測定器「ポケットガイガー」、三密測定器「ポケットCo2センサ」等のIoTセンサ関連機器や小児弱視訓練機「オクルパッド」、立体視機能検査器「ポケモンステレオテスト」等の医療機器製品を次々とリリースし、「ものづくり日本大賞」や「技術経営イノベーション大賞」等を受賞。また、JICAの支援により子供の多いインドへの海外進出も進めています。
創業当時からの基本理念である「オープンでフェアな事業活動」を実践し、社会に役立つものづくりに志のある方々と協業によって自社製品を創り出し続けており、既存のOEM製造も製造ノウハウを活かしベンチャー開発品の製品化や、各種試作を中心とした業態に移行しております。
また、新型コロナウイルス感染症(COVID-9)の流行時に自社製サージカルマスク「オリマスク」を開発・販売したことを契機に、新たに医療従事者向けマスク(従来のメルトブロー不織布を用いたフィルタに対し、スパンボンド不織布に超均質エレクトレット加工を施すことで、圧倒的に吸気抵抗が低い高性能マスク)の開発を目指しました。
令和2年度にはみやぎ型オープンイノベーション推進事業を活用し、「静電フィルタ交換式医療用高性能マスクの開発」をテーマに研究開発を実施しました。
そして、令和3年度に提案公募型技術開発事業(Go-Tech)に申請・採択され、「超均質エレクトレット加工による低吸気抵抗・高捕集効率な医療用マスクの開発」をテーマに、春日電機株式会社、産業技術総合研究所、電気通信大学と産学連携で3年間研究開発を行い、現在市場投入に向けた本格的な商品化を進めています。
企業の声
提案公募型技術開発事業(Go-Tech)を活用することで当初目標を大きく上回る成果が得られました。COVID-9は第5類に移行したものの医療現場での感染症対策ニーズはあります。
医療従事者が安全かつ作業しやすいマスクの提供が早期にできるように頑張ります。
企業概要
代表者 | 代表取締役会長 渡邉 俊一 |
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住所 | 石巻市鹿又字嘉右衛門301 |
電話 | 0225-75-2106 |
info@yaguchidenshi.jp | |
URL | https://www.yaguchidenshi.jp/ |
従業員 | 25名 |
事業内容 | 電子機器製造、医療機器製造販売業 |
みやぎ型オープンイノベーション推進支援事業は、宮城県内の中小企業者が、新たな事業の創出や新技術・新製品開発を目指して研究開発を行う際に、他の企業や大学・公設試験研究機関等と結成する「プロジェクト創出研究会」に対して、活動費を補助する事業です。
提案公募型技術開発事業は、国等の提案公募型技術開発資金活用に向けたテーマ発掘や研究 体制の構築などをはじめとして、申請に係る支援から、新技術・新商品開発・実用化等に至るまで、総合的なコーディネート支援を行う事業です。